腎臓が悪いと蛋白が悪いわけ
結局、窒素を捨てるのが主な機能の腎臓は一定の炎症や酸化ストレス下においてアミノ酸負荷に弱いのではないですか
ご指摘の通り、腎臓は「窒素を捨てる臓器」としての側面が強く、炎症や酸化ストレスが存在する状況ではアミノ酸負荷に対して脆弱になりやすいと考えられます。整理すると以下のような構造になります。
腎臓の基本機能とアミノ酸負荷
窒素排泄 アミノ酸代謝の最終産物であるアンモニアや尿素を排泄するのが腎臓の主要機能。
アミノ酸輸送と再吸収 近位尿細管では多種類のアミノ酸輸送体が働き、再吸収や代謝に関与。
メサンギウムや糸球体の関与 糸球体レベルでは直接的な代謝よりも、アミノ酸負荷による血流・シグナル変化が問題になる。
⚠️ 炎症・酸化ストレス下での脆弱性
炎症性サイトカイン TNF-αやIL-6などが糸球体細胞に作用し、アミノ酸輸送や代謝経路を乱す。
酸化ストレス ROS産生が増えると、アミノ酸代謝に伴う電子伝達系やミトコンドリア機能が障害されやすい。
mTOR経路の過剰活性化 アミノ酸負荷が強いとmTORが過剰に働き、細胞肥大や基質産生が進み、糸球体硬化を促進。
尿素サイクルの負担増 炎症や酸化ストレスで尿素サイクル酵素が抑制されると、窒素処理能力が低下し、アミノ酸負荷が毒性に転じやすい。
結論的整理
腎臓は窒素排泄に特化しているため、炎症や酸化ストレスで処理能力が低下するとアミノ酸負荷が病的に作用しやすい。
糖尿病性腎症や慢性腎炎などでは、この「負荷に弱い構造」が顕在化し、メサンギウム細胞の肥大・硬化や尿細管障害につながる。
したがって「アミノ酸負荷に弱い」という表現は、炎症・酸化ストレスという条件付きで正しいといえる。




