D21~
D21>>> 間食や冗長食が多いためにグルカゴンレセプターが刺激を受けて、摂取カロリーにかかわらず血糖値が上昇してしまっています。とにかく回数を減らしましょう
HBA1Cの上昇は酸化ストレスの上昇を指します。腎、心、肝、 神経、毛細血管の細胞に負担をかけ機能不全をもたらします。ひいては線維化や炎症を起こしてしまいます。
D22>>> 炭水化物の摂取量が多すぎるようです。血糖値にかかわらず細胞内では糖過負荷状態でひいては酸化ストレスを引き起こします。いまの2/3にしましょう
D23>>> 果糖、蔗糖は急速に吸収分解されて血中の高血糖を誘導します。血糖が維持されたとしても細胞内の糖負荷になります。これも細胞内の酸化ストレスになります
D24>>>イメグリミンは糖新生を阻害する効果は限定的ですがそれはメトホルミンで補えます
D25>>>肝臓においてGLP-1の効果が酸化ストレスで低下しています すい臓でも同じことが起きていると考えます
D26>>>
A1Cが7.5以下なので基本問題ありません。現状の薬と食事療法でうまくいっています
塩分制限のコツはとにかく一個でも食品中の塩分を覚えてください
D27>>>低血糖のパターンから即効型のインスリンではなく、LONGACTINGタイプのインスリンを減量します
内服を変更することもあります
D28>>>
ちゃんと、食事習慣ができていて血糖のコントロールがいい状態です。やや水分不足あり水分補給に留意してください
脂質は正常です。甘いものや小麦は中性脂肪を上昇させ、いわゆる油物はコレステロールを上げます
つまり糖負荷は酸化ストレスで油は炎症を起こすということです
D29>>>A1Cが6.5%を切ったので薬を減量します。
データ上合併症はほぼありません。これを機に運動もいいですね
D30>>>インスリン抵抗性が強く、インスリンを増量するより抵抗背を軽減するように薬を調節します
D31>>>グリニドと相性がいい場合、たぶんグルカゴンが減ってA1Cが安定します
2025年10月19日 | カテゴリー:診療記録例 |




