内部水の解析
内部水の解析方法
内部水は HRA の心臓部なので、段階を分けて扱うとよいです。
① PDBレベルでの“固定水”解析
- 結晶構造に含まれる水分子(HOH)を抽出
- 内部(埋もれた)水 vs 表面水を分類
- 「空洞内の水の数」「水−側鎖の水素結合数」などを数える
→ “ゲルの水成分”の静的な指標として使える
② MDを使った“動的水”解析(余力が出てから)
- 短時間(数十〜数百 ns)のMDを回して:
- 空洞内の水の滞在時間
- 水の交換頻度
- 水−側鎖の水素結合の寿命
- これを
「水の“粘弾性”=ジェルの性質」
の代理として λ のパラメータ候補にする
- WaterMap系(Schrödinger系)や GIST(Grid Inhomogeneous Solvation Theory)などで
- 水の自由エネルギー分布を取る
- → ただしここは商用・重いので、最初は PDB+簡易MDで十分
まとめると
- ECクラスの開始点: EC 3(特にリゾチーム・セリンプロテアーゼ・サブチリシン)
- 構造パラメータ: 空洞体積・空洞数・疎水性・内部水の数/位置
- ツール: CASTp/fpocket+PDB水解析(必要ならMD)
- 目的:
「空洞+側鎖+水ジェル」の特徴量と
酵素半減期(安定性)の同変性をまず見る → λ の中身の見当をつける
ここまでやると、
「どのパラメータが本当に“水和共鳴”に効いていそうか」
かなり輪郭が見えてくるはず。
2026年2月4日 | カテゴリー:AUTODOCK VINA,CLUS PRO/BIOINFORMATICS |




