酵素の分類
EC(Enzyme Commission)分類体系は、酵素を「何をどう変換するか」という“反応の種類”だけで分類する国際標準の体系。
最新の分類は EC 1〜7 の7大クラスで構成
EC分類体系(EC 1〜7)
EC番号は EC X.X.X.X の4段階階層で構成
EC 1:オキシドレダクターゼ(Oxidoreductases)
酸化還元反応を触媒する酵素。
例:デヒドロゲナーゼ、オキシダーゼ、レダクターゼ
EC 2:トランスフェラーゼ(Transferases)
官能基(メチル基、リン酸基など)を別の分子へ転移する。
例:キナーゼ、メチルトランスフェラーゼ
EC 3:ヒドロラーゼ(Hydrolases)
加水分解反応を触媒する。
例:プロテアーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ
EC 4:リアーゼ(Lyases)
加水分解や酸化還元を伴わずに結合を切る/付加する。
例:デカルボキシラーゼ、アルドラーゼ
EC 5:イソメラーゼ(Isomerases)
分子内の構造を組み替えて異性体を作る。
例:ラセマーゼ、エピメラーゼ
EC 6:リガーゼ(Ligases)
ATPなどのエネルギーを使って2つの分子を結合する。
例:DNAリガーゼ、アミノアシルtRNAシンテターゼ
EC 7:トランスロカーゼ(Translocases)
膜を介した物質輸送を触媒する酵素。
2019年に新設された最新クラス。
EC番号の構造(例:EC 3.2.1.17)
- 第1桁:大分類(反応の種類)
- 第2桁:反応のより細かいタイプ
- 第3桁:基質の種類
- 第4桁:個別酵素の識別番号
例:EC 3.2.1.17(リゾチーム)
- 3 → 加水分解酵素
- 2 → 糖質に作用
- 1 → グリコシダーゼ
- 17 → リゾチーム
2026年2月4日 | カテゴリー:AUTODOCK VINA,CLUS PRO/BIOINFORMATICS |




