紹介状の実例
①お世話になります。患者様はなん十何歳女性です。左側腹部の10日間に及ぶ痛みと当院での腹部エコー検査で腎盂の拡大を認めた方です。10日に及ぶ左側腹部と背部の痛されました。腹部エコーにて腎盂拡大を認め拡大部の圧痛もありました。左腎下極に40mm程度のMASSエコーを観ました。結石を思わせるようなエコーはなく、尿管をたどってみることはできませんでした。CBC上好中球1万を超え単球数は700超えていました。CRPは10mg/dlでした。CK,LDH、CREをはじめ異常値はありませんでした。肉眼的な血尿を疑わせるようなことはないようでした。当日は尿出ず検尿はできませんでした。MASSエコーは検者性VANISHING TUMORかもしれませんが腎盂がんを疑いました。おはずかしながら、あとから問診をよく聞いたところ30年前に水腎症と言われたことがあるとのことでした。いずれにしましても精査ご高配の程よろしくお願い申し上げます。お忙しいところ誠に申し訳ありません。
②お世話になります。患者様は444歳女性です。自己免疫性の糸球体腎炎の方について。精査加療をお願いしたく存じます。令和2年11月にエリテマトーデス発症しましたがイムラン、プレドニン、タクロリムスなどで令和6年には寛解され経過観察中でした。令和7年11月8日に体重増加、全身的な浮腫、背部痛を訴え来院されました。好中球3900,単球343,リンパ球600,血小板数18.6万と尿中白血球(尿蛋白陰性)を認め、腎盂炎として抗生剤投与しましたが改善せず、15日再度来院され好中球4400,リンパ球1100,単球393,血小板数26.4万、CRE0.58, BUN7, UA4.7, CRP0.2UNDER、 LDH164, 腹部エコーで両腎の皮質髄質肥大をみとめました。もともと抗核抗体SPECKLED2560X, dsDNA抗体+もあり上記のように考えました。よろしくご高診御加療の程お願い申し上げます。
③お世話になります。患者様は平成10年に強皮症と診断され、平成17年より当方で治療を行っています。17年以降それまでのプレドニン毎日15mgからの脱却を目的にタクロリムス1mg/日を開始し寛解を得ております。その後タクロリムも徐々に減量し一週に1mgとなっています。またプレドニゾロンは1日2mgです。軽症DMがありますがA1C:6.2%です。EPAはステロイド長期使用に対する動脈硬化進展予防で処方していました。軽症アレルギー性気管炎にたいして抗アレルギー剤も処方しています。VCはJAK3調整の可能性があり免疫疾患にたいして少しでもという考えで処方していました。以上ご報告申し上げます。
2025年11月13日 | カテゴリー:診療記録例 |




