尿がオレンジ色
おしっこがオレンジ色の場合は
おしっこがオレンジ色の場合、脱水やサプリメントの影響など心配の少ない原因もありますが、肝臓や胆道の病気など注意が必要なケースもあります。
尿の色は健康状態を映す重要なサインです。通常は薄い黄色ですが、オレンジ色になる原因には以下のようなものがあります:
心配の少ない原因(生理的なもの)
- 脱水症状:水分不足や発汗により尿が濃縮され、オレンジ色に見えることがあります。 
- サプリメントや栄養ドリンク:特にビタミンB2(リボフラビン)を含むものは尿を鮮やかな黄色〜オレンジ色に変えることがあります。 
- 食事の影響:ニンジンやカボチャなど、ベータカロテンを多く含む食品の摂取でも尿がオレンジ色になることがあります。 
これらの場合は、水分をしっかり摂ることで自然に元の色に戻ることが多いです。
⚠️ 注意が必要な原因(病的なもの)
- 肝臓や胆道の異常:肝機能が低下すると、ビリルビンという物質が尿中に排泄され、茶褐色〜オレンジ色になることがあります。 
- 血尿の可能性:尿路結石や膀胱炎などで出血があると、尿が赤みを帯びてオレンジ色に見えることがあります。 
- 横紋筋融解症などの筋肉疾患:まれですが、筋肉の損傷によって尿が濃い色になることもあります。 
受診の目安
以下のような症状がある場合は、早めに泌尿器科や内科を受診しましょう:
- 尿の色が数日間戻らない 
- 吐き気、発熱、腹痛などの体調不良を伴う 
- 尿に血が混じっているように見える 
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸) 
尿の色は一時的な変化であることも多いですが、体からの重要なメッセージでもあります。


 
 

