2024年4月
大腸癌 STAGE4について
大腸から肝や肺とその間まで癌が浸潤している状態です。
術前化学療法を施行して、大腸癌・肝転移・肺転移を縮小してから手術が可能になる場合もあります。
免疫療法では、肝臓や肺に転移している場合、抗癌剤治療に併用して癌免疫が獲得されていないと判断し、DCワクチンを接種します
大腸がんのステージIVの5年相対生存率は18.7%。 結腸がんの場合、16.5%とされています。
ステージIVの進行がんの場合、余命宣告されるケースも少なくありません。
M0 遠隔転移を認めない
M1 遠隔転移を認める
M1a 1臓器に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く)
M1b 2臓器以上に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く)
M1c 腹膜転移を認める
M1c1 腹膜転移のみを認める
M1c2 腹膜転移およびその他の遠隔転移を認める
NX リンパ節転移の程度が不明である
N0 リンパ節転移を認めない
N1 腸管傍リンパ節と中間リンパ節の転移総数が 3個以下
N1a 転移個数が1個
N1b 転移個数が2から3個
N2 腸管傍リンパ節と中間リンパ節の転移総数が 4 個以上
N2a 転移個数が4から6個
N2b 転移個数が7個以上
N3 主リンパ節に転移を認める。下部直腸癌では主リンパ節および/または側方リンパ節に転移を認める
STAGE4はNX~N3に関係なく 4AはM1A 4BはM1B 4CはM1Cとする
結腸癌の5年生存率20% 直腸がんは15%
殺細胞抗癌剤
フッ化ピリミジン>5FU(フルオロウラシル)/UFT(テガフ-ル)/S1(TS-1)CAPE(カペシタビン)
イリノテカン>CPT11(トポテシン)
オキサリプラチン>OX(エルブラッド)
トルフルリジン>FTD(ロンサ-フ)
分子標的薬
マルチキナ-ゼ阻害/VEGF阻害/EGFR阻害/PD1阻害/CTLA4阻害/BRAF阻害/MEK阻害/TRK阻害
JSCCR | 大腸癌研究会 を参照
分子設計するときの基本的アイデア
まず、マクロ分子の間隙の構造把握で、ROOTの候補を選定
LIGANDの大きさ
生体中にあるアロステリック効果がある物質も形の模倣:直線、折れ線、平型、船型、、、、
まずはこれをアルゴリズム化
なぜ多くの標的薬が架橋的部分に六員環が多いのか、直線構造を保つためであると考える
分子の両端が分枝的構造なら架橋部は多員環になり、反対に両端が多員環の場合には架橋がエタン構造になりやすいのではないか、これとエントロピ-と関係があるのではないか
2024年4月26日 | カテゴリー:創薬/AUTODOCK |
既存薬剤と諸蛋白とのAUTODOCK VINAによるDOCKING結果
fluvastatin+nfkbp52>bind
cyclinB1/uric acid>bind
proteasome/uric acid>bind
neprilysin/amlogipin>bind
metphormin/acetylCoA decarboxylase>bind
ascorbic acid/JAK1>bind
2024年4月26日 | カテゴリー:創薬/AUTODOCK, 各種治療学, AUTODOCK VINA |
アルカリホスファターゼ/ALPについて
ALPは人においてはまず全身に発現しています。そのなかでも特に多く産生する臓器は、肝臓、胆管、腎臓、骨、小腸粘膜、胎盤、生殖細胞、癌です。
小腸の腸管細胞ではTLR4で捕らえられた菌体成分に対して分泌したALPが毒素の無毒化をおこなっています。癌細胞がつくるALPは正常細胞と同じ種類です。しかし、どの臓器でも癌細胞のほうが産生量が多いと調べられています。ALPの値は個人差が多く、分布が標準形にはならないので、基準がつくり難いと言われていますが、当院では200IU/ml以下をおおよその基準としています。一人一人の患者さんの値の推移をみればいろいろ臨床的には便利な場合が多い検査です。ALPが高いことにより見つけやすい病気を列挙します。
胆汁うっ滞症
骨ストレス
骨腫瘍
骨折
骨粗鬆症
肝炎/肝硬変
胆のう炎
骨髄繊維症
白血病/悪性リンパ腫
サルコイドーシス
甲状腺機能亢進
心筋梗塞
副甲状腺機能亢進
妊娠
関節リウマチで使用されるMTXはどこに作用するかについて
MTXは免疫抑制剤として関節リウマチにおいて異常活性化しているリンパ球を抑制しているとのコンセンサスがありますが、骨髄移植をしてきたものとして、また悪性リンパ腫の際、髄液中に20mgくらいのMTXを注射してきたものとしてどうしても違和感があるので現在AUTODOCKで確認中です。
2024年4月25日 | カテゴリー:創薬/AUTODOCK, 新着情報, AUTODOCK VINA , 関節リウマチ リウマチ外来, 免疫疾患 |
脂質異常症/高脂血症について
正確な情報を発信しているところが非常に少ないので注意して下さい。本当にいい加減な話がおおいので呆れています。この分野では利権が絡むこと情報が多いらしくまともな話がないようです。多くの先生がわかっていらっしゃるとも思いますが、声高にいうとかえって変な意見と誤解されてしまうので本音を言えない分野でもあるようです。
当院では教科書に書いていそうでも実際には議論の多い話では診療せず、自験データをベースと確実だと数学的に証明されるような論文にもとずいて診療しています。たしかに、一種かたくなに見える姿勢のせいか外部の方から批判を受けることも多いのですが、きちんとした結果を出しています。いい加減な話は皆無という自負と責任をもって診療しています。
2024年4月25日 | カテゴリー:生活習慣病 |
高脂血症について
おもに高コレステロール血症と高中性脂肪血症があります。
一般検診、生活習慣病検診で2次検診に回されることが多いことで皆さんは名前はよくしっていらっしゃると思います。
13時間絶食ののちに空腹時で測定して評価しているかどうかは非常に結果解釈上の問題になります。
例えば、直接法で測定したLDL高値で異常を指摘された人の70%が2次検診で問題ありません。一番の問題は検体の保存方法にあると推測しています。一種の検診の闇を感じます。そうでないにしても絶食ではない状況にもあると思います。さらには、コレステロールの上がりやすい食べ物を知らないことも問題です。当院の結果では揚げ物ではなく圧倒的に炒めものが多いようです。テレビ新聞ではまず言いません。スポンサーの関係と推察します。
中性脂肪は、臨床的に考えて空腹時に測定するより食後で測定したほうが臨床的な意義があります。まず、TGは日内変動します。血糖値とは違うメカニズムで変化します。食後の中性脂肪が高いということは肝臓の中、筋肉の中で燃料である炭水化物が燃え残っていることをさします。中性脂肪が多いのは酸素供給に比べて炭水化物が多すぎるか、有効な燃焼を邪魔されているかの主にふた通りです。邪魔する物質で有名なのがアルコールです。また小麦のグルテンも強力に炭水化物の完全燃焼を阻止して中性脂肪が上がりますが、これもたぶんスポンサーの関係でテレビ新聞では言いません。忘れてならないのはマスメディアの本来の機能はチンドン屋であることです。よく考えて情報収集してください。 とにかく、細胞の中で糖が燃え残るということは何を示すかというと高エネルギ-の自由電子がいろいろな細胞内の物質を酸化してしますということです。筋肉であれば癌化するもともとの準備建てがないので力が落ちる程度で済みますが、その他の臓器では発癌します。
ここで、整理するとコレステロ-るが高い人では炎症が血管に起きて動脈硬化になり梗塞の原因になり、中性脂肪が高い人は癌ができやすい状態であるか心不全腎不全になりやすい状態をさします。
内服抗生剤 一覧
ホスミシン エリスロシン クラリス ルリット ダクリア アクロマイシン レダマイシン ビブラマイシン ミノマイシン リンコシン ダラシン バクシダ-ル タリビット バレオン オゼックス ラスビック バクタ ニッパスカルシウム アリミノニッパスカルシウム ピラマイド リファンピシン ミコブテン ツベラクチン ツベルミン サイクロセリン デルテバ サチュロ バイシリンG顆粒 ビクシリンカプセル ビクシリンS配合錠 オ-グメンチン配合錠 クラバモックス ケフレックス オラスポア ケフラ-ル オラセフ セフゾン メイアクト セフスパン トミロン バナン フロモックス オラペネム ファロム バンコマイシン
2024年4月24日 | カテゴリー:各種治療学 |